2018-01-01から1年間の記事一覧

ブルーデージー

誰しもが抱える主張のひとつやふたつを、しかし今の俺は多数を弾倉にこめようとしている。いきなり分かりにくい書き出しで申し訳ないが、それはもう単純なことで、気取った言葉を選ばずに表現するなら、言いたいことがたくさんあるということだ。 誰かが文章…

誘拐犯

その気になれば僕たちはどこへだって行ける。こうやって部屋の隅で縮こまっている今だって、ほんの少しのお金を惜しまなければ、どうせ浪費するに違いないその時間を惜しまなければ、日本全国どこにでも辿り着くことが出来る。そんな当たり前の事実に、強く…

特に関係はない

何も言いたいことがなくて、でも何か言わなければ気が済まないような、そんな具合のよくある夜だ。言いたいことのストックが無限にあるはずはなくて、それらは定期的に喉元までせり上がって来る、離島に一ヶ月に一回やってくる定期便のようなものだ。主張の…

日記

一日に点数をつけるとしたら、という架空の課題を考えている。 何点だろう? 60点ぐらいか。 それはそうと、今日の空は理想だった。 ああいう空の下を遊泳していたい。 ああいう空の下を遊泳して欲しい。 何だろう。映画のような空。 仄暗い雰囲気のレンズを…

地球磁石

性懲りも無くあの話をするので聞いてください。 道徳によると、生まれつきの差で人を差別することは悪だとされています。それが正しいことなのかそうでないことなのかは各々の杓子定規に任せるしかなく、一方で俺はこの主張を正しいとも思っているのですが、…

無数

文章が下手な自覚がある。普段日本語の話ばかりしている口からそう飛び出るのは不思議に違いないのだが、自分からしてもこれは不思議な事実だ。つまり、日本語についてよく考え咀嚼し想像する割には文章が下手なのである。例えばこの文章の2文目は下手くそだ…

メモ書き

今後について ssを書き終わりました。ア-チャンof高森のssです。ここから肉付けをやっていきます。個人的な目標は+5000字です。よろしくお願いします ひと段落ついたので同時並行でssを書いていきたいと思っています。とりあえず台本1作と地の文1作が楽屋で待機…

深海魚

一人ではどうにもならないと感じるときがある。夢物語のような美しい完成形を思い浮かべては挫折するようなことを繰り返してきたから、自身の限界はよく知っている。 作りたいものがある。書きたい作品がある。描きたい作品がある。 でも、本当に自分が望ん…

360°

どこかの本で“幸福の本質は移動である”というのを読んだ記憶がある。当時の自分は理解力が乏しく、怠惰がゆえ理解しようとする努力も怠っていて、その言葉の横を通行人のように通り過ぎ、要するに丸っきり無視していたわけだが、しかし先日そのフレーズを再…

NF感想

忘れないうちにざっくり今年のNFについて書き記しておこうという取り組みです。 1日目:11/22(木) 2日目:11/23(金) 3日目:11/24(土) 4日目:11/25(日) 1日目:11/22(木) 共北3Dへようこそ!共北3Dへようこそ!共北3Dへようこそ!共北3Dへようこそ!共…

セカイ ポップス

ブログなんてものは俺にとって結局掃き溜めでしかないわけで、比較的に楽しい気分の期間に記事を書こうとぬたぬた頑張ったところで陰でも陽でもない地球外生命体しか生まれないよな、と思っています。ワンルームの隅っこから発信するにしてはあまりに中身の…

近況報告⑦

東京 人に話しかけられる 東京 ライブが終わってなおのこと東京に留まっています。明日に向けて今日は早く寝た方がいいので、手短に済ませようと考える次第です。別にライブの感想を他人に向けて発信するような人間ではないので、それ以外のことについて書き…

近況報告⑥

400字進みました。誰か褒めてください チキンなので 読書について クジラについて チキンなので 東京にいます。明日明後日とライブがあるので。新幹線使うんだし今日は京都滞在で明日出発でも構わなかったわけですが、まぁ万が一のことを考えて前日入りして…

クジラの骨

「空のバケツは音を立てるという警句がある。自身に宿る説得力の大小を取り違え、その架空の説得力を後ろ盾に大声を上げる人間が世の中にはごまんといる。――それはもう、うんざりするぐらいに。空のバケツから放たれる言葉なんざ、本当に聴くに堪えない。そ…

しょうもない近況報告⑤

いつまで続けるんだこれ 進捗じゃんけん 麦茶 表現者 108 モーニングスター 無印良品のお菓子 進捗じゃんけん 麦茶 目覚ましを11時35分にセットしたのは本当にただの気まぐれで、それこそブラジルで蝶が羽ばたこうものなら俺は時刻を11時45分だとかそのあ…

しょうもない近況報告④

近況報告です 進捗じゃんけん 風邪 ルサンチマン メロンパン 3日に一回 ザンビア 新大阪駅の北東の出口にある広大なスペース 進捗じゃんけん ちょっと進んだ 風邪 軽く風邪を引いています。理由は分かり切っているので、無駄に風邪を引いたなぁという気持ち…

しょうもない近況報告③

豆腐さん冬コミ落ちて気が狂ったのか — カズラ (@_kazuraP) November 4, 2018 近況報告です 進捗じゃんけん 健全性定理 台本ss書け 進捗じゃんけん 天丼はウケない 健全性定理 今日は朝10時半ぐらいに「地震です」というサイレンで目が覚めました。訓練の一…

しょうもない近況報告②

近況報告です 進捗じゃんけん 新しいテキストエディタを導入した 台本形式書けや 絵を描きたい アンプシミュレーターほしい 進捗じゃんけん (ヒント:昨日の記事を見てみよう!) 新しいテキストエディタを導入した 新しいテキストエディタを導入しました。…

しょうもない近況報告

近況報告です 進捗じゃんけん 実家に帰っています 計算機科学実験及演習4 冬コミ当落 夢の話 デレの新譜がよい 最後に 進捗じゃんけん 実家に帰っています のっぴきならない用事があって、実家に帰ってきました。実家に突入するや否や、インフルの注射を打た…

深爪

F Fsus4 D# G# F Fsus4 D# G# F Fsus4 D# G# なんかめっちゃ全身かゆいF Fsus4 D# G# どこがかゆいとかじゃなくてF Fsus4 D# G# 全身がくまなくかゆいF F7 D# G# たぶん掛け布団のせい G#add9 F#maj7 D# G#6 原因療法と称して G#add9 F#maj7 D# G#6 掛け布団…

突然のDm失礼します

Dadd9 G C A7 Dadd9 G C A7 Dadd9 G C A7 なんか土曜日やし大学ないし Dadd9 G C A7 めっちゃダラダラしてたら Dadd9 G E7 Am7 いつの間にか夕方なりおる Dadd9 G E7 Am7 は? って感じ F G 家の近くのパン屋にずっと頼ってたから 今はもう Cadd9 G E A7 米…

屋上メテオ

どうだろう、僕たちは夢の中でパンケーキを食べていた。 夢の内容を日記につけると、夢と現実の境界が曖昧になって宜しくないらしい。でも僕の青に薪をくべていたのは夢ただそれだけだから、少しぐらいそいつに人権を与えてやってもいいと思うこの頃なのであ…

アノミーと旅行鳩

* 思うに君達の一心に志向する理想郷とやらはエゴで満ち溢れている。例えば君はこの、細長い無数の針の刺さった球体をどう解釈するのかい? 解釈という字面が気に食わないのならこう換言してもいい。金属やコンクリートで表面を穴だらけに加工され、飽き足…

フィクション

おはようございます 東京よりお送りします 同じ宿に泊まっている知り合いが夜の10時にもう寝ると言い始め、不貞腐れて10時半に床に就きました。そういう具合で目覚めたのが朝の4時台という訳です。遮光カーテンを開くと当然外は真っ暗だったのですが、向かい…

都市計画

街という生き物は不思議だ、と常々思う。 不思議という言葉はちょっと僕の思うことからずれているかもしれないね。 僕は街という生き物の持つ博愛主義的な素っ気なさを特異だと思っている。 例えばどうだろう。本は隅々まで読むものだ。本当は一字一句見逃し…

深夜に台所を左右に往復していると、自分が架空の生物だと思えて仕方がない瞬間がやってくる 最も死を意識するのは、トイレの個室の天井に排気口を見つけたとき あなたに会えて幸せでしたと言えるような瞬間が来ると子供のように信じている これは夢ではない…

犬 かわいい

お前マジか?と思う人 毒を含むためそのままでは食えないヒガンバナを三日水に漬けることで食えるようになることを発見した人 一端の花に「ミヤマクワガタ」と非常にややこしい名前をつけた人 「長押しすることで群れの仲間が一緒に攻撃してくれる」ボタンに…

拡声器

今日はクジラはお休みです。 好きなものについて嬉々として話す人と、嫌いなものについて嬉々として話す人。この2人を水平的に比較してみて、その光景を目にした人に与える心象の優劣は分かり切っていますが、息を止めて深くなった夜に潜ってしばらくが経っ…

人工太陽

例えば人は一度"人生の危機"のような状態を経験してしまえば、その薄氷の上からは二度と脱出することが叶わない。僕にだってその時代があって、それは生まれて18年ほど経過した頃のことだ。詳しくは語らないが、あの時代は確実に今の僕に暗い影を落としてい…

コロスニタル

例えば僕は世の中の全てが書かれた本を持っている。それは背幅10ミリ程度の存外薄っぺらいA5判の本で、表紙には僕には読めない言語の文字が煌びやかに並んでいる。本を開いたことは一度だってなかったし、この先の僕も同じように中を覗くことはないのだろう…