2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

うらやみ

おはようございます(^^)今日もいい天気ですね(^^) 0 言葉の怖さというものを知らない人間とこの世を暮らしているから、敵意なき悪意が戦場のごとく上空を飛び交ってぶつかり合っている。言葉は包丁だ、包丁で料理が捗るように、言葉は人間が開発した文明の利…

自己顕示欲

鉄道を交錯するように流れる川、その川沿いに乱れるように咲いていた桜、その桜の木が二週間見ないうちにすっかり緑色に染まっていた。葉桜を湛えた木は偏に中庸だった。二週間は短いな、と意味もないことを悟った気分になってキャリーバッグを片手に階段を…

ガラクタ

ちょっと晦渋な文章を書く。つもり。 今までの文章はさして難しいとは思ってない。読んだら意味が分かるからだ。 まぁ書き始めてみて方針転換することなんてざらだし、結果的にどうなるかなんてわからないのだけれど。そもそも何書くかこの時点でまだ決まっ…

自己想像世界陶酔

視界に映る水溜りの中を一匹の魚が泳いでいた。遠くでは咆哮を上げながら鯨がぬらりぬらるりと地上を這うように進んでいく。青色の魚が車を上手に避けながら僕の右耳を掠って通過していった。電信柱のさらに上を銀色の魚の群れが泳いでいく。高層建築は人を…

続・終わらない世界

神戸と聞けば華やかな印象が散見されるが、彼らの言及している神戸とは実際には三宮とか元町とかの地域であって、JR神戸駅あるいは阪急高速神戸駅はというと、これがなかなかしょぼい。所用で高速神戸を降りて新開地方面へ向かおうとしたのだが、高速神戸の…

終わらない世界

ろくすっぽも眠っていないのに無理やり8時に目を覚ましたりするから、今日の午前は意識が朦朧としていた。朦朧とした意識の中で何をしていただとかどんな夢を見ていただとかどんな病に冒されていただとかは覚えていないのだけど、ただ意識が朦朧としていたこ…

言語依存症

カタツムリの貝殻の中ではひとりでに動き回る物体が苦しくもないのに口元をハンカチで押さえている。物体は物体ではあるのだけど、心臓と肺は時計の様に無意味に動いている。画面の向こうでは真っ黄色のテレキャスターを大太刀のごとく振り回す人間がいる。…

麻酔と延命治療

ビニル傘を片手に雨の中を闊歩していれば、いつの間にか自分が世界で一番不幸な生き物だと勘違いをしている自分がいる。踏切ですれ違った緑色のリヤカーがガタガタと音を立てるのを、別段うるさくないなと雨に向かって嫌味を吐いたりする。傘で雨を凌いだぶ…

部屋の除湿器の音がうるさい

難解で晦渋めいた文章をわざわざ理解できないと宣う人の心の奥底には無暗矢鱈に開き直った劣等感と得体の知れない不安が狗のように付きまとっているという事実が理解させる気がないだの理解させる気がないものを書いてもお前は孤独だだのそういった本音を理…

エイプリルフール

精神異常者ごっこ遊びの悦に浸る人間が特別視されたいという欲求を以て円形の有象無象やらの中心に侵入したところでいざ回りで行われている椅子取りゲームは彼を椅子にすらなれない木偶の棒と見做す。インサニティが誉め言葉だとかそんなはずがないとかそも…