2019-01-01から1年間の記事一覧

サイダーアウトサイダーイン

部屋にものが増えていく。自然の摂理なのかもしれなかった。ゴミが増えていくというのではない。事実として使うものが増えていくのだ。なぜだか除湿器は2台あるし、パソコンも2台。ゲームのハードに至っては4つあるし(ひとつは俺のものではないのだが)、たく…

聖火リレーというのがあって、あれは喩えとしては正しくないし美しくもない

永遠じゃないというのは呪いみたいなもので、あるいは業みたいなもので、というより業そのもので、噛み砕いた表現を使うなら状態異常みたいなものだと思っている。メメントモリ的な話をしたいんじゃなくて、もっとこう、過程の話をしたい。 結果に関心がある…

アスファルトの黒

何かを得るたびに別の何かを捨てている。事実だ。当然だと思う。息をして、呼吸を繋いで、その分だけ過去を捨てている。忘れていく。真っ暗の方向へ一歩ずつ進んでいく。前に進むことは残りの時間を捨てることだ。動物は一生ぶんの心拍数が決まっているとか…

眠る信号機

5日ぶりに外出をしてみると、普段何気なく通り過ぎる道の至る所に向けて、得体の知れない感触を抱いている自分に気付く。それはバランスみたいなものだと思う。どれだけそれが好きであろうと、ずっとベタベタ触っていれば、飽きたくなくても勝手に飽きる。そ…

キャラメロイド

人と話しているとき、スケールのやたら大きな間違い探しを強制されている気分になる。俺は俺で自分のことしか見ていないからそういうのに躍起になって、欠落のひとつひとつに名前をつけて生きているけれど、誰だってそうなのかもしれないし、全員がそうでも…

ホワイトアウト

白紙の紙の上で夢を見てきた。意識していなかっただけで、初めからそういう生き方だった。今もそうだ。何かを作ることは楽しい。それが自分にしか作れないものだったらなお良い。平易な言葉遣いで包み隠さずに話すなら、本当にたったそれだけだった。何かを…

危機管理学部

題:まにあわねえ みなさん元気ですか。俺は比較的元気です。 910の会誌に関する記事を書きます。よしなしごとです。内容は題目から察してください。しかもろくに建設的でないです。冬の朝の溜息みたいな。強いて言うならなんだろう、注意喚起? この先の扉…

3回後期まとめ

気が向いたので軽くまとめておきます 全体的に 計算機科学実験及演習4 応用代数学 機械学習 数値解析 アルゴリズム論 終わりに 全体的に 前期とうってかわって暇でした。理由は3つあって、 実験が比較的に楽、というか手を抜いていた 計算と論理、パターン情…

ユギー

CDのケースが割れたら嫌な気持ちになる。その薄っぺらい虹色のディスクを買うのは中身に入っているものが欲しいから、それだけだ。目的が達成された以上、ケースが割れようが割れまいがどうでもいいはずなのだ。しかし現実、透明のそれにひびの一つでも入ろ…

捨てられる

世界の裏側からものを見ようと躍起になっている。裏側からは何も見えない。こういうのは結局光の当たる加減の問題だ。知っている。ちゃんと知っていて、昔はそんなことを思いもしなかった。自分の視界に映るものが世界のすべてだと思い込んでいて、ある意味…

イエロー

誰かが食べたがっていたチョコレートを奪い取って、あるいは新緑のカーテンで部屋に空気を閉じ込めて、まるで飴玉を転がすように毎日は続く。何となく後ろめたくて、不安で、きっとこの世界では自分は誰彼からも憎まれているんだと思い込んで、部屋に閉じ込…

ストーリーとメソッドの話

物語を面白くするのに手っ取り早い方法があって、それは設定にひとつ嘘を盛り込むことだ――という文面を見ることがあって、本当にそうだなと皮肉なしに思います。事実俺はそういうメソッド的なものには懐疑的でないし、こういうことに反発を覚えるのはただ単…

空想信者

空想の世界を生きてきた。初めからそうなるように決まっていたのだと思う。空想の世界とは言ってもファンタジーだとかSFだとかそんな代物じゃない。現実世界に水色のフィルムをちょっと重ねてやって、浅い海を生きるように、海水に包まれるようにして呼吸を…

乱気流

試験前なので当然ブログを書きたがるんですよね。誰か俺に応用代数学を教えてください。 つらつらと書きます。書きたいことはありません。 俺みたいな人間にとってイヤホンというのは友達で、それはもうかけがえのない存在で、家を出てイヤホンがないことに…

out

救いようのない毎日が続いている。刺々しい話じゃなくて、こう、暗いトンネルの中を歩き続けているような。ライト片手に出口の見えない筒の内側を歩く。心配事もないわけじゃない。入稿の締め切りは迫っているし、でも今の自分がやれることなんてひとつもな…

HNSN

眠ってそのまま一生目覚めなかったらどんなにいいのだろうね、と思ったりする夜がある。別にいなくなりたいわけじゃなくて、ただ、そんな風にして消えてしまえるのがどんなに幸せかというのを考えるのだ。誰だって一度はそういう架空の幸せに思いを馳せたこ…

私信

残酷なことを言っているのはさすがにわかっている。結局誰かに読まれる機会が増えようが、時間と精神とコーヒー代を削って本当に出来の良いものを作らなければ、素晴らしい、すごくいい、好きだと褒めてもらえることはない。生半可な覚悟じゃ中途半端なもの…

望遠鏡 その2

どうも。前回の記事の続きです。続きとは言っていますが前回と同じようなことを書くことになる気がします。一つ目の見出しがそれに該当するので、読み飛ばすといいかもしれません。 この記事、というかブログに投稿している記事全部に対して言えることですが…

望遠鏡

2019年の幕開けです。 動画見てたら年を越していました。今日は平々凡々な一日の予感がします。歳をとるごとに新年の特別感がなくなっていきますね。これは私の想像ですが来年あたりはいよいよどこかのワンルームでひとり年を越したりするんじゃないでしょう…