わたがしスパイラル

踏み台とか足場とかサンドバッグとか、何であれ他人に利用価値があったり吸い付ける蜜が残っていればなんでも良くて、首から上と首から下が綺麗につながっているかつながっていないかは心底どうでもいいんだよな。呼び方は敵だとか味方だとか、まぁ日本語の多様性カッコワライはどうでもいいところで他人を分類してるんだけど、やっぱり他人は利用さえできれば性別家系人種生死なんて心の底からどうでもいい。そうじゃなきゃ異常なんだよ、精神異常者なんだよ、どこかおかしいんだよ、狂ってるんだよ、頭の螺子がどこかにぶっ飛んでるんだよ、五体満足とは呼べないんだよ。全部エゴなんだよ。誰も他人の事なんて根っから考えてないんだよ。自分のことを考えてるついでに他人のことも考えてるふりが上手いだけなんだよ。自分を良く見せたいだけなんだよ。全員が全員各自に割り当てられた鏡の前で必死に踊り狂ってリストカットしてるんだよ。切り落とそうにも両手首の皮膚はまだ繋がってないわ切り落とせる皮膚は残ってないわで大変なんだよ。しょうがないから頸椎を切り落としたいとか思っちゃうんだよ。でもそんな勇気ねえのな。両手はどこまでも真っ赤っ赤の朱肉のスポンジのごとく染まりに染まってるのに、右手のカッターはやれ切り落とすには刃の強さが足りんだとかまだほかのとこ残ってるだとか精一杯否定しようとするんだ。

さっさと切るの続けろよ そういうの得意だろ なぁ よく他人の右手切り刻んでんじゃねえか 同じ要領だろ 出来ないはずないよな